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2009年1月22日 (木)

オバマ大統領の就任演説を聞いて

オバマ大統領が就任演説行なった。

静かながら心の底から湧き出る、熱く重みのある演説で、どこぞの首相とは大違いの内容である。特に私が感銘を受けた文章を抜粋し、感想を記した。

「毎日のように、我々のエネルギーの使い方が敵を強め、地球を危険に陥れている
証拠も挙がっている。」

「太陽、風や土壌を使って我々の自動車の燃料とし、工場を動かす。」

「貧しい国々の人々には、我々が一緒に汗を流すことを約束する。
農地が豊かになり、きれいな水が流れるようにし、空腹を満たすとともに、
飢えた心も満たす。
そして我々のように比較的豊かな国々は、国外での苦しみに無関心でいたり、
影響を気にとめずに、地球の資源を浪費はできない。
世界は既に変革しており、我々もそれに合わせて変わらなければならない。」

エネルギーを浪費してきた事を反省し、地球温暖化の対策に、真正面から取り組み、リーダーシップを発揮するだけでなく、南北問題の解消にも、積極的に取り組むという強い意志が感じられる。

アメリカが本気になって地球温暖化の対策に取り組めば、日本の技術なんてあっという間に、抜かれてしまう。
世界全体を見れば、望ましいことであるが、地球温暖化の対策に関する日本の相対的な地位が、また下がりそうで、強い危機感を感じずには、いられない。

いまこそ、たいした経済効果の望めない道路工事やムダなハコモノ建設による公共事業から、地球温暖化問題対策費に、大幅に、シフトすべきである。

「今日、私は我々が直面している試練は現実のものだ、と言いたい。
試練は数多く、そして深刻なものだ。
短期間では解決できない。だが知るべきなのはアメリカはいつか克服するということだ。」

厳しい現状認識をしながら、決して悲観せず、必ず克服できるということを確信しつつ、困難に立ち向かう姿勢が
現れている。

「答えが「イエス」の施策は継続する。「ノー」の施策は廃止する。
公金を預かる我々は、説明責任を果たさなければならない。
適切に支出し、悪い習慣を改め、誰からも見えるように業務を行う。
それによって初めて、国民と政府の間の重要な信頼を回復できる。」

日本が真っ先に取り組まなければならない事を、オバマ大統領に宣言された!
ムダ遣いの事例に事欠かない現状をみるにつけ、まず納税者に対して説明責任を果たし、ムダを排除し、生活に必要不可欠で、かつ不足している分野へ厚く予算を配分する。
これが、日本の政治で真っ先に行なうべき課題である。

「市場が正しいか悪いかも、我々にとっての問題ではない。
富を生み出し、自由を拡大する市場の力は比肩するものがない。
だが、今回の金融危機は、注意深い監視がなされなければ、市場は制御不能
になり、豊かな者のみを優遇する国は長く繁栄することはできないことを我々に気付かせた。」

現在の金融資本主義というか新自由主義を、修正し、過剰な投機を抑制する世界的な取り決めが、
行なわれることは、間違いなさそうだ。
だいたい、ガソリンや鉄鋼、食料の価格が、投機により、乱高下すること自体が、間違っている。
ようやく、まっとうな経済システムが確立できそうで、期待大。
本当なら、日本から発信して欲しかったのだが・・・

「我々米国人一人ひとりが、自分自身や国家や世界に義務を負っていることを認識し、こうした義務を嫌々ではなく、喜んで受け入れることだ。
私たちにとって、困難な仕事に全力で立ち向かうことほど、自らの性格を定義し、精神をみたすものはない。」

「これが市民であることの代償と約束だ。
これが私たちの自信の源泉だ。
神が未知の運命を自らの手で形作るよう、我々に求めたものだ。」

「将来、我々の子孫に言われるようにしよう。
試練にさらされた時に我々は旅を終わらせることを拒み、たじろぐことも後戻りすることもしなかったということを。
我々は地平線と注がれる神の愛を見つめ、自由という偉大な贈り物を前に送り出し、それを次世代に無事に届けたのだ、ということを」

政治理念に確固たる自信がない限り、これは言えない言葉。
リーダーとしての自覚・自信が、ダイレクトに伝わり、感動した。

あげれば、きりがないので、以上に留める。

総論として、厳しい現状を正しく認識し、謙虚に過去の過ちを反省することからスタートし、大きな困難に、
国民と一体となって立ち向かうという、静かながら固く・熱い意志を感じた。
まだ何もやり遂げていないが、アメリカは素晴らしい大統領を生み出したなと、言わざるをえない。

日本から彼のようなリーダーが生れるには、まだ時間がかかりそうだ。
既存の政党には、オバマ大統領のような人物は、いないのは自明。
党利・党略ばかりを優先する姿を見るにつけ、本当に情けなくなる。

時代を変えるのは、今までの経験や実績ではない。
過ちを謙虚に認め、現実を正確に直視して、進むべき道程を描き、生活者・庶民・しみんと共に実行できる
人物である。

そろそろ、今までの政党ではない、新たな政党そしてリーダーがでてこないと、日本は沈没する。

非常に強い危機感を感じずには、いられないが、同時に、私たちチーム『民』にもチャンスが多いにあると感じる。

愚直に活動を続ける所存である。

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